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追い打ち

 え? うそ!? というような実話である。ある酪農家の話だ。

 6年ほど前、おそらく漏電が原因らしいのだけど、牛舎が火事になった。火の手は速く、消防車が到着した頃は半焼状態だった。ただちに消火活動が始まったが、火の勢いが勝り、消防車の水が空になった。
 付近は農家で、たいてい大きなタンクに水を蓄えている。そこで、隣家まで取水ホースを伸ばして、水を借り、消防車のポンプで吸い出して、消火しようということになった。
 隣(といっても結構離れているんだけど)の人は快くOKしてくれて、消防士をタンクに案内した。
 「こっちのタンクは水。こっちのタンクは灯油(北海道なので灯油を備蓄している)。間違えないでね
 取水ホースの接続が終わり、ポンプが回り出した。消防士数人が放水ホースを構え、火に向けた。そして放水――次の瞬間、放水は火炎放射器と化した。想定外の出来事に消防士たちは呆然とした。その間も、火炎放射は、焼け残った部分を次々と燃やしていく。家主は「早くやめろ!」と怒鳴り、我に返った消防士たちがあわててポンプを止めた。
 そう、取水ホースをつなぐタンクを間違えたために、ホースの先から灯油が飛び出したのだ。結局、消防士の迷惑な手助けもあって、牛舎は全焼してしまった。

 誰もがこの故事を頭に浮かべると思う――「火に油を注ぐ」(爆)

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コメント

火に油を注ぐ。。。まさにその通りですね。。。
しかし、消防士もよく確認しなかったのでしょうか。。。食い止めるどころか、全焼させてしまうとは。。。賠償金請求したいですよね~。
その後、妹さんのところは大丈夫だったのでしょうか?酪農は続けられているのかどうか、心配です。。。

投稿: かずな | 2006.05.04 22:32

 人間、とんでもない間違いをしでかすものですね。
 ウソかマコトか知りませんが、ある水力発電所を造ったとき、巨大なタービンのプロペラがどうしてもハマらなかったそうです。
 技術者たちが首をひねっていると、たまたま取材に来ていた新聞記者が、
「おもてウラが逆なんじゃないですか?」
と指摘し、それで原因がわかった――
 なんて話を聞いたことがありますよ。

投稿: いるまがわ | 2006.05.04 22:36

 おはようございます。
 妻の実家のある町も酪農が盛んなので、他人事ではない話として読みました。
 気が動転していると、簡単な事を間違えて、事態が収拾できない状態になる。特に、普段と違う事をすると特に危険ですね。日常生活でも気をつけたいと思います。
 

投稿: bjg | 2006.05.05 04:01

うわっ、すごい話だな〜(@_@;)
何事においても、冷静な判断や行動が必要ってことですよね。
人間関係に於いても然り。誰かを怒らせちゃったり、口論になった時、カーッとなって感情的になると、ナイフのような言葉が口をついて出てしまい…はっと我に返って「しまった!」と思っても、時既に遅し。
まさに火に油を注いで、相手の怒りは更に増し、相手を傷つけ、人間関係修復不可能な取り返しのつかない状況に…なんて、ありがちです。
そんなことの無いよう、常日頃から、落ち着いて冷静で正確な判断ができるよう努力したいものですね。
なかなか難しいけど…

投稿: るり | 2006.05.05 18:34

>かずなさん

 幸い、火災保険をかけていたので、保険金が下りました。


>いるまがわさん

 うわ、それも恥ずかしい話ですね。(笑)
 岡目八目といえるかも知れませんけど、プロが素人に答えを指摘されるなんて……。


>bjgさん

 冷静さは大切ですね。文字通り火急の際にはとくに必要ですね。


>るりさん

 人間関係は難しいですよね。言葉一つで人を傷つけたり、怒らせたり。とくに、言ったこっちがそれに気づいてないときは余計に困りますね。
 相手によって「ここまでは言っても大丈夫」というラインが違うし。
 ぼくもよく失敗します。

投稿: Yasushi | 2006.05.05 20:13

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