素敵な女性(あなた)たちへ……小説「笑顔でキスマーク」
いや~ショッキングな記事を書いてしまい、すみませんでした。でも、みなさんのコメントは暖かくて、とても嬉しかった。ありがとう!
さて、口直しと行こう。
土日にかけて、短い小説を書いた。
これまで、ブログを通じてお知り合いになった女性のかたたち、みんな個性的で、魅力的なひとばかりだ。色々、大切なことを教わってきた。
中でも、パートナーを大切にする人たちの愛について、ハッとさせられることが非常に多かった。女性が愛するときの、ひたむきさ、せつなさ、はかなさ、ときめき、喜び……。
ぼくは日曜作家なので、そういう無数の宝石みたいな気持ちを、作品にしたいなと思っていた。
もちろん、全部は書けない。ひとの数だけ愛の形があって、さらにそれぞれが、玉虫色にうつろっていく。そんなのを、大作にまとめ上げていくだけの才能なんて、ぼくにはない。
どういう部分を、どういう風にクローズアップして小品にしようか、考えあぐねていた。
南こうせつの「夢一夜」という大好きな曲があるんだけど、今週、それを20年ぶりくらいに聴く機会があった。懐かしかった。
そのとき、作品のプロットが浮かんだ。そして、「夢一夜」を繰り返し聴きながら、1時間くらいかけて、みんなの過去記事を読んでいった。イメージが固まった。
そして二日かけて、小さな作品を書いた。
いままでもらった感動への、御礼の粗品だと思って読んでもらえると嬉しいな。
「笑顔でキスマーク」
→ PDF版(縦書き、見た目が美麗)
→ Story Avenue 版(横書き、見た目は普通、携帯向き)
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コメント
Yasushiさん、おはよーございます。ごめん、わたしは感動を与えたひとりには入ってないよな……と思いつつも、厚かましくも、掌編、早速拝読させていただいてしまいました。
まず、端的な感想をいうとね……心が震えました。[3](←ふたつあるけれど、はじめの林檎のほう)あたりで、予感がしてきて……悲しい予感。お別れの予感。でも、そのお別れは、あくまでも、この二人にとっては「お別れ」ではない。
で、女性の一人称語りで書いてあるじゃない? 男性が女性の一人称語りで書いた作品の編集をやったことがあるけれど、どーしても「男性フィルタを通した女性の一人称語り」になりがちなんですよね。違うんだな~あ~もうっ!っていう。そこを見事にクリアしている。これができるひとってすくないですよ。本当に。どうしてこう書けたのか聞いてみたいです。想像なんだけれど、たとえば、これは、Yasushiさんは、美咲さんよりも、むしろヨッちゃんのほうに視点を置いて書かれたのかな? とか。
それから、死にいたるまでの描写って、ぼかすこともできると思うんですよ。意図してぼかす。読み手によっては、不要だと判断するひともいるかもしれない。でも、この掌編の場合には、このリアルな描写が、とてもいい効果を出していると感じました。
あと、グレン・サヴァンの小説ってお好きです? わたしは、彼の作品によって、恋愛小説と呼ばれるものへの見方が一変したんです。
ではでは、朝から拙い感想で失礼いたしましたm(_ _)m
投稿: 大川内 麻里 | 2006.04.10 08:28
YASUSHIさん、こんにちは。
私も読みましたよ。
普段は小説とか読まない私が一気に読んでしまいました。
難しいことはわからないけど、胸がしめつけられるような感じになりました。読んで本当に良かったって思いました。
すばらしい才能ですね。
投稿: みなみ | 2006.04.10 15:30
ヨッチャンとの約束で笑顔を忘れなかったサキ、もう涙ボロボロ流しながら読破しました。。。
Yasushiさんは小説家になった方がいいのではないでしょうか?そう思えるほど、素晴らしい作品でした。
どうでしょう?本気で本を出版されては?
心に響きましたよ~。私だけではないはず。。。
サキのように、辛いことが起こっても笑顔を忘れず、強く生きていけるようになりたい、と切に願います。。。
投稿: かずな | 2006.04.10 17:53
>麻里さん
プロ編集者の麻里さんの感想が一番怖かったりします。(笑) あちゃ、[3]がふたつあるわ。さっそく修正。
気に入っていただけたようで、胸をなで下ろしています。セーフ(笑)
少しは作家らしいコメントをしますか。(笑)
男性にとって、女性一人称は、少しでも男性の視点が入ると壊れます。ある意味男性を捨てて、女性の心理に徹底的に入り込み理解し尽くして、「なりきった」ときにペンが進むんです。
また「死の受容」という言葉があります。死にゆく様を、克明に目に焼き付けて、「恋人は死んだんだ」という悲しい現実を、自分をごまかさずに受け入れなければ、サキは未練という呪縛に捕らわれて、次のステップに進めないんです。そこで成長することで、次の展開があるわけで、リアルな臨死シーンは不可欠だと思いました。
グレン・サヴァン、こんど読んでみますね。
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>みなみさん
小難しいことは、どうでもいいんですよ。何かを感じてくれれれば作者冥利に尽きます。
皆さんから教わった、女が愛することの、ときめき、ひたむきさ、せつなさ、が少しでも表現できていれば大成功です。ありがとうございました。
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>かずなさん
感動していただけて、ほうんとうに嬉しいです!サキを愛してくれてありがとう! これはみなさんのブログから生まれた作品です。
でも、正直なところ、ハラハラしてました。冒険だったんです。
「女はそんな風に思わないよ」
「女を勘違いしてる」
……そんな、批判が来そうで、ちょっと怖かった。
プロの厳しさは、よく知っています。甘っちょろい世界じゃないです。ぼくは、アマで充分。駄作もたくさん書きましたが、心から尊敬するO.ヘンリーに軽蔑されないような作品をいつもできるだけ心がけています。
長編も書きますが、ぼくのホームグラウンドはキレの良い短編。精進していきたいです。
投稿: Yasushi | 2006.04.10 22:14
読みました~。
切ないですねぇ・・・。
わたしはよくいじけちゃって、素っ気無いメールをしてみたり、意地を張ってそんなに好きじゃないもんねぇ~って素振りをみせてしまうことがあります。
でも、時々思うんですよね、下手な意地張ってて、もし今この瞬間に、彼が死んでしまったら・・・って。
そう思うと、くだらない意地を張るのも、自分のいじけちゃう気持ちも全く些細なことでしかなくて、もっと気持ちに正直に、好きだよーってことを見せてもいいやって思える。
『惚れた者の負け』で、自分だけ好き好きって言うのは悔しいけれど、でも、それが一番伝えたい気持ちで、正直な気持ちですもんね。
ほんと、くだらない意地は捨てちゃいたい。
投稿: リハルタ | 2006.04.11 07:05
「大切な人の死」という重く悲しい物語なのに、読み終えて、爽やかで幸せな気持ちになりました。
サキは恋人の死を乗り越えて、絶対幸せになれる!そう強く感じました。
「夢一夜」聴いたことがなかったので、取り急ぎ歌詞だけ読んでみました。
せつなく、心に響く歌詞ですね。
「貴方に逢う日の ときめきは
喜びよりも せつなさばかり」
「貴方を愛した はかなさで
私はひとつ 大人になった」
胸が痛くて、涙が出そうになりました。
投稿: るり | 2006.04.11 14:20
>リハルタさん
喧嘩した後、彼氏が帰りにバイクで事故死した女の人を知っています。後悔から立ち直るのに何年もかかかったようです。
一語一会。いつも、これが最後だと思って、会い、話す、それが人間関係をいっそう深くしてくれるように思います。
投稿: Yasushi | 2006.04.12 23:12
>るりさん
「艱難汝を珠とす」という言葉が好きです。大変なことを乗り越えたとき、人間は輝きを増すと思いたいです。
るりさんも一生懸命、恋して下さいね。
投稿: Yasushi | 2006.04.12 23:21
yasushiさん
「艱難汝を珠とす」初めて聞いた言葉でした。早速辞書で調べました・・・いい言葉ですね。
yasushiさんにぴったりの言葉だなと思いました。
るりも一生懸命頑張ります!
投稿: るり | 2006.04.14 09:53
遅くなったけど、読ませて頂きました。
私の中ではYasushiさんの作品は切ない系が
イメージとしてあるので、前半ずっと幸せそうな彼女の行動セリフに以外なキモチで読んでて・・
あはっ。。そうだったの・・きゅ~~~~ん。。
そういう展開で締めくくるのか・・って。でも読み終えた後不思議と幸せなキモチが残るのは
作品の温かさと人を想う気持ちの強さを伝えてるからですね。私の大好きな小説って、結末はどうあれ、ひたむきさを感じさせてくれるものなのですよ。Yasushiさんの作品も読むたびにそれを感じています。
投稿: rui | 2006.04.15 21:48
>ruiさん
ひたむきに人を好きになっている人たちのブログを読んでいで感じたことです。本当に大好きな人と幸せな月日を共有したら、きっと別れても、悲しさが癒えていった後に、幸せが残るだろうなと思いました。それを書き表してみたかったのです。途中からはサキが勝手に動き始めて、ぼくはそれを記録しているだけ、という不思議な状態になりました。
投稿: Yasushi | 2006.04.16 07:18