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Getだぜ! 歓喜する男

ふぅ~……長い一日だった。はぁ、(;'ρ`) グッタリ
公開論文説明会が午後1時。スタンバイは20分前の12時40分。なのに、12時10分に先生が、スライドの数カ所に間違いを発見。がーーん!! Σ( ̄ロ ̄lll)
時計を睨みながら、グラフ作成からやり直し。できた図をLaTeXのソースにインクルードしコンパイル。DVI(LaTeXの出力ファイル)で確認。げっ、図がずれてる! 時計を見る。あと7分。落ち着け、落ち着け……LaTeXのソースに図の位置を調整するパラメータを追加。コンパイル!DVIを見る。今度はオッケー! DVIをPDFファイルに変換。Adobe Readerのスライドモードを立ち上げプレゼンOKの状態にし、開いたままのノートパソコンを抱えて、研究室を飛び出る。(ったく、「踊る大捜査線」かよ!(爆))
説明会場の会議室に駆け込み、パソコンをプロジェクタに接続。時計はその時12時40分を指していた……。

でも、ようやくGetしました、博士号。
まあ今さらっていうか、年齢が年齢だけに、あまり大げさに喜ぶのもバカみたいかもしれないけど、取りあえず喜ばせてください。決心してから足かけ6年かかったんだから。

スタートしたかと思いきや、慢性B型肝炎を発症して肝機能がうなぎ登り。しまいには仰天の4桁(ちなみに健康な人は40以下です)まで達し入院へ。入院する前の日、マジでもう帰って来れないかも知れないと思い、暗い気持ちで職場のパソコンの中やデスクなどを片付け、遅くまでかかって身辺整理をした。月のきれいな夜だった。
2ヶ月入院して、退院後、肝炎治療のため半年間のインターフェロン投与。毎日、悪寒と頭痛と発熱で、辛かった。(しかも結局効かなかった……)
やっとインターフェロンが終わるなあ、と思ったら、インターフェロンの副作用で鬱病を発症。発症率は0.1%だそうで、そういうときだけ何故かくじ運の強い自分っていったい……。

鬱もなんとか乗り越え、されど仕事も進まず、それでも、子どもたちの心に影を落としてはいけないから、虚勢を張っての引きつった笑顔の日々。
いろんな地獄を見てきたよ……。

博士号どころじゃない。なんども断念しようと思ったし、実際、とても遠くにしか見えなかった。たどり着けるとは思わなかった。きょうが来るとは思えなかった。

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日記」カテゴリの記事

コメント

コメントありがとうございました。
初めましてころりんです。
博士号取得おめでとうございます!計り知れない努力をされたことと思います。すばらしいご褒美じゃないですか!
実は私、インターフェロンの出荷試験に携わっていました。インターフェロンが抗HBV作用に薬効拡大するころから知っております。出荷試験にはもちろん抗ウイルス試験があります。しかし、実際にはYasushiさんのように病状改善に至らないことがあり製造、試験に携わって来た私としては複雑な思いです。副作用が多岐にわたり、しかもかなりつらいことも理解しております。Yasushiさんの闘病をわずかながらでもお察しいたします。
Yasushiさんにはこれからもご活躍を願っております。博士号取得、重ねておめでとうございます。

投稿: ころりん | 2006.01.30 22:21

>ころりんさん
暖かいコメントをありがとうございます。m(_ _)m
そうですか。インターフェロンの出荷試験に携わっていらっしゃったのですか。大切で責任の重いお仕事ですね。
ご存じだと思いますが、インターフェロンはC型肝炎に対しては強力な切り札になっていますから、とても社会に貢献している薬品といえますよ。ぼくの同僚のC肝患者も、これで快癒しました。
細胞学的にB肝とC肝は大きな違いがあるので、B肝の治療に対してC肝のような効き目を期待する方が無理なんですよね。「効けばラッキー」くらいに思っておけば良いんだと思います。

投稿: Yasushi | 2006.01.30 23:00

Yasushiさん!おめでとうございます!!
主治医の先生も驚きでしょうね。
その努力と根性があれば、鬱もいちころですよ!!今後のご活躍も祈っております。
その前に、少し休養してくださいね(*^ー゚)v

投稿: BEATmama | 2006.01.30 23:54

 博士号取得おめでとうございます。
 なかなか――というより、まず出来ることじゃないと思います。周囲の人間に恨みや不信の念を抱かなかったのが、よかったのではないですか?
 メンヘルの人たちの文章を読むと、恨みと憎しみばかり、それも職場はもちろん家族や配偶者への憎悪に満ちています。その状態で何年も症状を引きずっているわけで、病気のルーチンをたどる人が多いようです。
 どこかで断ち切らなきゃ駄目ですよね。

投稿: いるまがわ | 2006.01.31 08:15

カンパ~~~イ
( ^_^)/□☆□\(^_^ )

Yasushiさん本当におめでとうございます。
心よりお祝いを申し上げます。
私も大変嬉しいです。

今度から「ドクター」とお呼びしないといけないかなぁ?(^_^)v

投稿: ta_da | 2006.01.31 10:02

>いるまがわさん

わっ、いるまがわさんだ!ありがとうございます。おかげさまで、何とか取れました。
ようこそおいでくださいました。
憎悪ですか。それは人によって、ありますね。ただ根拠が無く憎いのではなく。職場や家族の無理解に対して憎悪を抱いているんだと思います。鬱の事を理解できない人は、「鬱だ、鬱だと言えば何でも許されると思ってる」 「鬱病なんか気の持ちようの問題だ」挙げ句の果てには 「気合いが足りないだけだ。甘ったれるんじゃない」 (全部実話です)と冷酷な事を言うことがあります。憎くもなりますよ。
幸い、うちは女房が看護婦なので、うまくサポートしてくれていますが、

鬱の人は心がねじ曲がっているわけではありません。むしろ、心が普通だから苦しみ、人によっては死んだり、人によっては誰かのせいにしてみたり、そんな風にして苦痛をかわそうとしているんです。
よろしければ、

「苦痛」 「続・苦痛」

もお読みいただけると幸いです。

投稿: Yasushi | 2006.01.31 11:38

>ta_daさん

ありがとうございます。ta_daさんも定期検査の結果が申し分なくて良かったですね。
ゆうべは、B型肝炎ウィルスに「好きにしろ。きょうだけはオレは、浴びるほど呑んでやる」と宣言し、キリン樽熟成の、旨~いウィスキーをしたたか呑みました。アルコール50度のキックの強い酒で大変おいしゅうございました。
γ-GTP、一気に30は増加したな、こりゃ。

投稿: Yasushi | 2006.01.31 11:52

はじめまして。コメントありがとうございました。
博士号なんてスゴイですね。びっくりしました~
あとインターフェロンの副作用で鬱になるなんて知りませんでした。色々な形で鬱を発症した方々と知り合えるなんて、ブログって良いですね。また遊びにきます。

投稿: tattan | 2006.01.31 12:45

まずはおめでとうございます!!
Ysushiさん、スゴイよ、スゴイよ、スゴイよ! 心の底から、本気でそう思うよ!
こういう体験がね、おなじ病気のひとたちの光になるんですよね☆(いまいわれても、ほかのひとのことまでってかんじかもですけど^^;)
わたしもサボりっぱなしの通信、Yasushiさんを見習ってがんばらねば~(学士ですけどね笑)

投稿: 大川内 麻里 | 2006.01.31 13:07

>BEATMAMAさん
ありがとうございます。
鬱もいちころ――と行けば良いんですけどねえ。
もう、一杯一杯まで追い込まれていた先週が精神科の受診日だったんですが、「その鬱レベルで、よくここまでやったね」と褒めてくれました。しかし、表情はそれほど明るくなかったです。やんわりと話してくれたんですが、要するに「取れなかった場合、鬱も振り出しに戻る可能性大。しかし、取れた場合、鬱病の人にありがちな『燃え尽き』状態に陥る可能性もあり」ということで、どっちに転んでも、先生の頭の中では、ぼくより先を見て「次の一手をどうするか」を考えていたようです。
まったく厄介な病気ですよね。

投稿: Yasushi | 2006.01.31 16:16

>TATTANさん
ありがとうございます。ほんとにブログって良いですよね。
たしかにインターフェロンが原因で鬱になりましたが、自分自身にも鬱になる可能性のある気質があったんだと思います。それがインターフェロンで一気にはじけ出てしまったんでしょうね。
インターフェロン治療を受ける人の数も世の中全体で見るとそう多くはありません。
鬱になりやすい気質の人も、多分そんなに多くはないでしょう。
で、そういう気質の人がインターフェロン治療を受ける確率は……と考えていくと、0.1%という数字が出てくるんでしょうね。

投稿: Yasushi | 2006.01.31 16:28

>麻里さん
ありがとう。ぼくも鬱を抱えながらは無理だと何度も思ったんですよ。目標日までに投稿論文を仕上げられなかったり、ディスカッションの日までにデータ分析できてなかったりの繰り返しだったから。
単に自分だけの問題じゃなく、大学の教授や、バックアップしてくれている研究所、そして家族も、年間約50万の学費は5人家族の我が家にはl結構なダメージだったし、できもしないのにだらだら続けるのは、そういう人たちみんなを裏切ることになるし、迷惑もかける。
誰もがこりゃ無理だと思っても、口には出さない。「やめる」と言えるのは自分だけ。自分がそう宣言すれば、みんなにかけている迷惑が終わる。何度も悩みましたよ。

投稿: Yasushi | 2006.01.31 16:48

>麻里さん、ひとつ言い忘れた。
学士とか博士とか関係ないと思います。博士号のような一種の資格は、結果が「博士号とりました」と形になって表れるのでわかりやすいですが、所詮わかりやすいだけのことです。
当たり前ですが時間は誰にでも平等な速さで流れていきます。その時間を、自分で納得できる使い方ができたかどうかが大切だと思います。
ぼくはたまたま運良く博士号を取れました。でも、「TVチャンピオン」に出てくる美少女フィギュアの造形師やケーキ職人の生み出す匠の技を見ると、自分ではとても手の届かないような高い水準の技術に、途方もない敗北感を感じます。そして人には見せていないだろうけど、彼らが陰で積み重ねてきた超人的な努力と修練がうかがえて、それに比べ自分の、だらしなく妥協を重ねながら過ごしてきた、努力とも呼べないようなおままごとが情けなくなります。
学士だろうと、博士だろうと、美少女フィギュア(なんでそればっかり(笑))だろうと、歯科技工士さんだろうと、27歳の起業家さんだろうと、休職中の辛い日々を送っている人だろうと、同じなんです。夜寝るときに「きょうは自分は、いまの自分で出来る精一杯の事をやった」と思って一日を締めくくれるかどうかが大事なんだと思います。その問いに自分で「うん」と言えれば、そして次の日も「うん」と言えれば……それを積み重ねられた人が「スゴイ」んです。
謙遜でも何でもありません。ぼくはしょうもない人間です。たくさんの人が「おまえならやれる」と良い意味の嘘を吹き込んで背中を押し続けてくれたから、やっとこさ博士号を取れただけのこと。真の意味でスゴイ人は、気づきにくいところで、たくさんいます。

ただ、みなさんが、おめでとうと言ってくださって、本当に嬉しいです。昨日審査会が終わって、ドアの外で待つぼくに教授が結果を伝えてくれたときより、みなさんの「おめでとう」の方が嬉しいです。ホントにホントにありがとうございます。>all

投稿: Yasushi | 2006.01.31 17:59

おお!おめでとうございま~す♪
6年ですかぁ、頑張られたんですね。

B型肝炎?
実は私、B型肝炎のウィルスを持ってます・・・。
母はそれが原因で死んじゃったんですけどね。
ちょっと共通点♪
嬉しい共通点じゃないけど。

投稿: リハルタ | 2006.01.31 19:00

>リハルタさん
ありがとうございます。
ブログ読んでますよ。
HBV持ってるんですか。キャリア?それとも成人感染→抗体獲得?
ぼくは、母親も検査してもらった結果、生まれた後の感染らしいです。慢性B型肝炎になってしまうのは、免疫システムが完成する3~5歳までの感染に限られるので、予防接種で針の使い回しをしたのが原因である可能性が濃厚。
そういう人でも多くはティーンエイジャーの時期に発症してセロコンバージョンという状態に移行し、以後一生安泰になるのですが、ぼくは不運にもそれも起こらなかった。
で、ぼくは何かっていうと、つまり最悪のケース。30代を過ぎてからの発症。「肝ガンへのツアーへようこそ」っていう状態です。精神科の主治医は、過去のデータから洗い直して、「あなたの場合、どうも肝機能の状態と鬱の調子が連動しているようです。」ですって。珍しいケースらしく、受診のたびに内科の血液検査のデータ(ぼくの行っている病院では、どの先生も別の受診科のデータをパソコンで調べられるんです)を照らし合わせてチェックしてます。先生、ワタシ、次の学会発表のネタですか???(笑)

投稿: Yasushi | 2006.01.31 20:36

すっごーい!おめでとうございます!!
博士なんですねえ!
血の滲む様な苦闘があったことでしょう。
体大変だったのに。
不屈の精神に脱帽です。
お祝いに振った麦茶でもがぶ飲みしましょう!

投稿: こなつ姉さん | 2006.02.01 03:48

>こなつ姉さん
ありがとうございます。
「不屈の精神」じゃないですよ。
「多屈の精神」です。(笑)
あっちへヨタヨタ、こっちへヨタヨタ、って感じでした。

投稿: Yasushi | 2006.02.01 11:36

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