『できない』から『したい』へ
とりあえず言い換えてみる――それだけでも違うと思う。
何かをしたいと思うことはとても大事だと思う。自分の中で、「~は、できない」と思って片付けていることが、ぼくにはたくさんある。処理済みボックス入り、つまり、「あきらめ」だ。鬱病だからそうなのかも知れないけど、もともとの性格が悲観的な方だから、できない、できない、と思ってしまうんだろう。これは、このままにしておけばずっと「できない」ままで、それは死ぬまで変りはないだろう。
だけど、それでいいのか? とも思う。どうせなら、人生をもっと面白くしようじゃないか。せめて、処理済みボックスから「宿題」に格上げしたらどうだろう。
たいして難しいことじゃない。できるだけ、心の中で「できない」という言葉は使わないようにする――それだけだ。かわりに「~したい」と言う言葉に言い換える。実行を伴わなくてもいいから、心の中で言い換えるだけ。
例を挙げると、ぼくは「自分にはフル・マラソンはできない」と思う。心の中で「マラソンはできない」と言っている。このフレーズをきょうから禁止する。かわりに「いつかはフル・マラソンをしたい」と言い換えることにする。これでマラソンは、ぼくの宿題になった。
別に、そのためにトレーニングを始めるわけではないけど、肝炎と鬱病を持っているぼくは、両方の先生から「運動しましょうね」と言われているので、いつかは重い腰を上げてジョギングや筋トレを始めなくちゃならない。そのときに「マラソンしたい」という心の中のフレーズはモチベーションになると思う。
以前、フランスの心理学者クーエの治療法について書いた。心の中で前向きなことを唱えるだけで、自然に行動も変わる。
実際に何かをしようとすると億劫だけど、心の中で呪文のように唱えるだけなら簡単だ。
「~できない」は禁句にして、かわりに「~したい」と言うことにしてみる。何か変わると良いな。
とりあえず言い換えてみる――それだけでも違うと思う。
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